NEW COMER
MG Rover
イメージ画像
イメージ画像
イメージ画像
イメージ画像
イメージ画像
イメージ画像


 発表となった5車種を「新車」として紹介するというよりも、今回は、日本でMGとRoverブランドが復活したというニュースに、大きな意味があると思う。というのも、ご存知の方も多いとは思うが、3年前、BMWがわずか10ポンド(約1700円)でMGとRoverを売ってしまったという事実に、当時、唖然としたのは私だけではないはずだ。ブランド名がなんとか残ったとはいえ、先々が不安になった。じつはともまる、80年式のMG-Bを楽しんでいた時期があり、MGについてはチョット思い入れがある。ブラックバンパーで敢えて乗っていたからか、ブサイクだの、お手軽すぎだのといわれたが、ドレスアップ&チューニングを私レベルで楽しんだ。そんな経験もあって、MGとRoverがお台場で大々的に発表されるという事実に、喜びを隠せないでいた。
 さてMGといえば、トライアンフとならんで、英国ミドルウェイト・スポーツカーの代表で、トライアンフのTRシリーズが消滅してからは、この楽しみを味わうにはMGしかなくなっていた。RV8の限定生産は行なわれたものの、やはり1995年のMG-F発売が、「本格的ミドルウェイト・スポーツの復活」だっただろう。そんなMG-Fの後継となるのがMG TF。デザインはMG-Fのイメージを残しながら、さらに磨きをかけたような印象。なかでもやはり、ともまるお気に入りポイントは、シフトノブまわりや空調のダイヤル、スピーカーのリングに、往年のレーシングカーの給油口を思わせるベゼル・デザインが採用されているところ。メカニカルかつクラシカルな雰囲気を醸し出していて、MGのイメージにピッタリとはまる。また、落ち着いた印象がありながらも、オープンの状態でボディカラーと相まって映えるインテリアカラーも好感がもてる。技術面でもサスペンションを中心に進化が図られており、とくにミッドシップで重要とされるリヤサスペンションには、新型のマルチリンク・アクスルを採用したというから、試乗が楽しみになってくる。搭載されるエンジンは2タイプで、100kW(136PS)/6750rpmを発生する1.8リッターエンジンと、118kW(160PS)/6900rpmを発揮するVVC付1.8リッターエンジンで、どちらも5速MTが組み合わされる。
 一方、MG ZT/MG ZT-Tは、同時に導入されたRover 75, Rover 75 Tourerのスポーティ・バージョンとして、ミドルサイズ・エグゼグティブ・カーのポジションをキチンと押さえている。MGが1924年に最初に作ったクルマ、スポーツツアラーが歴史を経て、ここ日本でMG ZT/MG ZT-TとなってMGの復活を確定させたといえそうだ。なかでも、強靭な新型のシャーシが特別設計のシャーシ・マウント、ステアリング・ラック、スプリング、ダンパーなどと組み合わされて、鋭いステアリングと操作性を生むというから、これもまたMGのスポーツマインドを感じさせる要素として楽しみなところだ。
 もちろん、Rover 75/Rover 75 TourerもRoverブランドとしての高級感がエクステリア/インテリアともに溢れており、MG ZT/MG ZT-Tと兄弟車とは思えないほどだ。とくにドアミラーや、モール、グリルなどのクロームトリムが上品な印象をもりたてている。Rover 75/Rover 75 TourerおよびMG ZT/MG ZT-Tのエンジンは、130kW(177PS)/6500rpm, 240Nm(24.5kgm)/4000rpmを発生するV6 2.5リッターエンジンで、5速ATが組み合わされる。ちなみに、このATはJATCO製で、ジャガーX-TYPEにも搭載されているというから、その走り味は上質感を想像させるに易しい。
 さすがにMG/Roverいずれにしても、クルマの味わいは試乗を行ってみないとなかなかわからないのが正直なところ。しかし、こうして実車をゆっくり、じっくり眺めながら、「英国車らしい」英国車が、この夏からは街で多く見かけそうだと想像しながら、ワクワク嬉しくなってしまった。  価格はMG TF135:295.0万円、MG TF160:325.0万円、MG ZT:425.0万円、MG ZT-T 443.0万円、Rover75 Saloon:398.0万円、Rover75 Tourer:425.0万円。MG Rover Nippon全6店舗で販売。


■MG Rover Nipponホームページ
http://www.mg-rover.jp/