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ジャガーXJといえば、言わずと知れた同社のフラッグシップサルーンである。その歴史は1968年に誕生した初代XJから始まり、今回登場したニューXJは7代目にあたる。1994年のXJ発表以来9年ぶりに行なわれたフルモデルチェンジで注目すべき点は、最先端テクノロジーの投入による安全性能やパフォーマンスの大幅な向上と、より快適な居住空間を実現したことだ。
最大のトピックは、量産モデルとしては初のリベット接合と接着剤を併用した、軽量で強固なアルミニウム・モノコックボディ構造の採用。これは航空宇宙産業における最先端テクノロジーを応用したもので、ボディサイズの拡大にも関わらず、従来モデル比40%の軽量化を実現。ボディ剛性も60%アップしているという。
エンジンは、すでに昨年から新型Sタイプ/XKに搭載されているV8DOHCのAJ8型で、NA(自然吸気)/スーパーチャージド4.2リッターと、今回新しく加わった3.5リッターの3バリエーション。新設計のZF製6速ATが組み合わされ、高い動力性能と経済性を発揮する。ちなみにニューXJ中最速となるスーパーチャージドモデル「XJR」は、298kW(406ps)/553N・mのパワー/トルクを絞り出し、0→100km/h加速に要する時間はわずか5.3秒とのことだ。
安全性についても徹底した追及がなされている。ジャガー独自の包括的安全センサーシステム(A.R.T.S)が導入され、アメリカ合衆国で2003年に実施される、さらに厳しい衝突安全基準“FMVSS208”に適合する最初の市販車となっている。
サスペンションは全車に新開発のエアサスを搭載する。装着タイヤはXJRが255/40R19、その他のモデルでも235/50R18という頼もしいサイズだが、驚くなかれ、全車オプションで20インチ(!)を選ぶこともできる。
発表会場におけるチェックで印象的だったのは、ジャガーXJらしい優雅でスポーティなスタイリングが、非常に優れたパッケージングと両立されていたこと。とくに先代XJ(標準ボディ)との比較ではリヤシートの居住性アップが顕著であった。内・外装のクオリティ(クラフトマンシップと言ったほうがよいかもしれない高い次元の話)も一段とアップしている。ニューXJは、元来のジャガーファンはもちろんのこと、世界のエグゼクティブの注目の的となることは間違いないであろう。価格は833.0万円(XJ8 3.5)〜1253.0万円(Super V8)。5月31日から全国一斉に発売する。 
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