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じつは今回の試乗会の“主役”は、大幅な変更を受けた「XG」である。だけどボクは「TB」の試乗もまた心待ちにしていた。なぜならコンパクトカーを日常の足としているボクにとって、「TB」は、とても気になるクルマだったから。
遅ればせながら実車をまじまじと見た印象は、写真で見る以上にクールで都会的、ハイセンスなコンパクトカーに思えた。とくにセラドンブルーという淡いブルーのボディカラーがいい。「ヨーロピアンな」という例えは好きじゃないけど、質実剛健で飾り気がないのにどこかセンスのよさを感じる、そんな意味では確かに欧州のコンパクトカーに通じるものがある。
そんなTBのドアを開けると、インテリアもまたエクステリア同様にシンプルで実用的。カチッと剛性感のあるドアの閉まり方や、サイズがタップリと大きめでコシのあるシート、多彩なシートアレンジなど、隅から隅までとにかく真面目な作りだ。華やかな部分こそないが、こいつとは長く付き合えそう……そんな気がするクルマだ。
走りは必要にして十分のパフォーマンスを持っているといえる。ATのレスポンスがやや緩慢なので、ゴー&ストップの多いシーンでは日本のコンパクトカーのような俊敏なダッシュは期待できないけど、一旦スピードが乗ってしまえば、ゆとりあるクルージングが可能。ハンドリングは、変に神経質なところがなく日常ユースでは扱いやすい設定。サスペンションは適度に硬め。腰があって、速めのコーナリングでも不安感は少ない。
TBは質実剛健、スタイルもクールだけど、どこか人間味のあるクルマだ。もちろん、89万8000円〜という価格設定も大いに魅力的!
(編集部バナ重)

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