NEW COMER '03年9月29日発表
TOYOTA SIENTA
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 シエンタという車名は、スペイン語で「7」を意味する「シエテ」と、英語で「楽しませる」を意味する「エンターテイン」を組み合わせた造語で、「日常で使いやすく休日のドライブ・レジャーをより楽しくしてくれる7人乗りのクルマ」を目指して開発したという。また、このクルマでもっとも重要な、ユーティリティを実現するために、「赤ちゃんを抱えたママ」に着目。彼女たちをサポートすることができれば、どんなユーザーにとっても本当に使いやすいクルマになるのでは、と考えて開発を行ったという。7人乗りのコンパクトミニバンといえば、各メーカーから意欲的な新型車が続々と投入されている激戦区。果たしてこのシエンタ、いったいどんなクルマなのか? 発表会場で隅から隅までチェックしてみた。
 実車を見た第一印象は、「ミニバンというより、セダンみたい」というものだった。「セダンみたい」というのもじつに曖昧な表現だが、それはたぶん従来のミニバンとは一線を画す丸みのある、箱っぽくないデザインであることや、日常的なシーンに溶け込みそうな親しみのある雰囲気をもっていると感じたからだと思う。ちなみに、シエンタのボディサイズは全長4100mm×全幅1695mm×全高1670mm。寸法上、トヨタでもっともこれに近いと思われるのがラウム(こちらは定員5名)で、全長4045mm、全幅1690mmとかなり近い数値。ただし全高はシエンタよりグンと低く、1535mmしかない。7人乗りのライバル車だと、ホンダ・モビリオが全長4055mm×全幅1685mm×全高1740mmというサイズ。こちらはシエンタと比べて全高が7cmも高い。やはり気になるのは、シエンタの居住性だが……。
 まずはフロントシートに腰掛ける。真っ先に目に飛び込んでくるインパネは、先にデビューしたラウム同様にセンターメーター&ゲート式インパネシフトを採用した機能的なデザイン。とはいえ、ラウムのそれとは、まったくの別モノ。木目調パネルなどを使った和風(?)のラウムに対して、シエンタは木目風パネルなど使わずシンプルなテイストにまとめられている。エアコン吹き出し口やオーディオ、エアコンのスイッチなどに用いられた「丸形のモチーフ」が楽しい。すっかり見慣れた感のあるセンターメーターも、「さすが最新モデル!」と感心してしまう出来映え。見やすい立体文字盤と目盛り部分には柔らかなライトグリーン色を採用。フューエルメーターはガソリンスタンドマークで残量割合を視覚的に表現するタイプを採用。また、時刻を自動修正する「電波時計」も採用している。モダンファニチャー感覚のシートはまるで包まれるような座り心地! シートの肌触りもよく、これなら快適なドライブが楽しめそうだ。
 次にセカンドシートをチェックしてみよう。リヤドアは狭い駐車場などでも乗り降りしやすい両側スライドドアを採用。操作力が軽く、開口部の長さが600mmもあるので、乗り降りのしやすさはバツグン! ちなみにスライドドアイージークローザーはX”Eパッケージ”を除く全車に標準、パワースライドドア(助手席側)は、Gに標準だ。前後スライド&リクライニング可能なセカンドシートの居住性は、写真をご覧になって頂ければわかるとおり、じつに快適! フロントシート同様に座り心地もいい。
 大家族には気になるサードシートだが、まずアクセスは驚くほど簡単であった。セカンドシートの背もたれに付いているレバーを前に倒せば、シートバックが前方に倒れ込み、シートクッションが持ち上がる。そのまま前方へスライドさせれば、ウォークイン大開口の完成。操作自体も軽くてラクラクできる。そしてサードシートの居住性はというと、セカンドシートに身長170cmクラスの大人が座ってシート位置を調整した状態でも、大人2人がきっちり乗れる空間を確保。さすがに足元は余裕タップリとまではいかないものの、ヒップポイントが高いので決して窮屈な感じはない。しかも、一見クッションの薄そうなサードシートは、意外にも座り心地がいい。本当に使えるサードシートだと思った。また、シエンタはじつに多彩なシートアレンジが可能なクルマである。ベビーカーを積んだり、大きな荷物を積んだり、きっちりと7人が乗れたり……と乗員数と荷物の量に応じたシートアレンジが選べる。
 シエンタのパワーユニットは高性能と低燃費・環境性能を一段と高いレベルで実現した、新開発の1.5リッター1NZ-FE型。Super CVTを組み合わせた2WD車では、7人乗り乗用車トップとなる19.0km/Lの低燃費を実現。最高出力81kWを実現し、7人乗っても無理なく走れる性能を確保した。価格は137.0万円(X“Eパッケージ”)〜184.0万円(G 4WD)。全車グリーン税制に適合。全国のトヨタカローラ店ならびにネッツトヨタ店で販売。「ウェルキャブ」シリーズのみ2003年12月発表・発売予定となっている。



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