NEW COMER '03年9月24日発表
HONDA Stream Absolute
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専用高剛性ボディ、専用チューンドサスペンションを与えるなど、気合いの入り方はハンパじゃない!
 コンパクトカーからフルサイズまで、世に7シーターのクルマはたくさん存在する。そんななか、2000年にデビューしたストリームが目指したのは、セダンから乗り換えても違和感なく、また、走りを楽しめる7シーターである。そして大いにこだわっていたのが5ナンバーサイズに収めるということ。このコンセプトが大当たりして、ストリームはビッグヒットとなった。そうなると黙っていなかったのはライバルメーカーたち。次々と同様なコンセプトのクルマを出してきて、ストリームの市場を奪っていった。そこで、起死回生ともいうべく今回のビッグマイナーチェンジが行なわれたのだ。
 まず、前後エクステリアデザインを一新。マイナーチェンジでは、さすがにサイドビューは変えられないから、前後で新旧の違いをハッキリさせたかったという。もちろん、こだわりの5ナンバーサイズには変わりない。インテリアでは、インパネ周りのデザインをやり直し、1、2列目のシートも作り直した。また、小物入れや、ドリンクホルダーを増やすなど、ユーティリティーの充実を図っている。そして今回のマイナーチェンジの目玉は「アブソルート」の追加だ。アブソルートは、いわゆるスポーティグレードのことで、オデッセイで好評を博している。スポーティグレードとはいえ、見かけだけじゃないのが、このストリーム アブソルートのスゴイところ。ボディではモノコックの要所要所に補強を施し、剛性をアップ。サスペンションではスプリングレート、ダンパー減衰力を高め、スタビライザー、ジオメトリーを最適化、さらにサスペンションブッシュの変更も行なう。そして驚いたのが、アブソルート用ステアリングギアボックスは、組み立て精度を上げているというのだ! アブソルートは音にもこだわった。室内で聞くエンジン音もチューニングして、決してうるさいのではなく、気持ちいい音を求めている。変更点はまだある。専用15インチホイールと、2リッター用大径ブレーキも装備する。正直「ここまでやるか!?」と思った。そのくらい気合いが入ったマイナーチェンジなのだ。これほど「硬派」なチューニングが行なわれているアブソルートだが、走りは決してタイプRのように尖ったものではなく、「しっとり」「しなやか」「スムース」なものを目指しているという。


ワインでリングを走りたい。そう思わずにいられない。
 今回、先に1.7Sというスタンダードグレードに乗ってから、アブソルートに乗った。エンジンは両方とも、まったく同じ。キーをONにすると、“Absolute”の文字が書かれた自発光メーターが目に飛び込んでくる。走り出してすぐ、「硬い!」というのが体感できた。しかし、突き上げ感などなく、乗り心地が悪いわけでない。ダンパーマウントとシートがいい仕事をしている証拠だ。試乗の場所が都内ということもあり、正直、アブソルートの真価が発揮できると思っていなかったが、交差点を曲がるのが楽しい。ロールがうまく抑えられており、ステアリングの反応もシャープだ。キャビンで聞くエンジン音も、1.7Sに比べて勇ましさがある。願わくば横Gがもっと長く続くようなワインディングで走ってみたい。と、若干ストレスを感じつつも試乗を楽しんだ。
 ストリーム アブソルートは、コンセプトどおりの仕上がりを見せていた。上質でスポーティ。こんな楽しい7シーターなら、セダンからの乗り換えを考えている方も納得だろう。試乗を終えて開発者にこんな質問をした。「次期オデッセイとストリームは競合してしまいませんか?」すると「そうかもしれませんが、ストリームがあったからこそ、次期オデッセイが生まれたんですよ」とうれしそうに話していた。
 価格は160.0万円(1.7G FF)〜228.0万円(2.0S 4WD)。FF車は全車グリーン税制適合。9月26日より全国のホンダ四輪全ディーラーから発売する。福祉車両のストリーム・アルマスも398千円高で用意され、10月30日から発売する。


■ホンダホームページ
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