NEW COMER '03年10月15日発表
HONDA ODYSSEY
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 4年ぶりにフルモデルチェンジを行なったオデッセイ。正直、フルモデルチェンジとは思わなかった。これは完全な新種のクルマだと。初めて見たときそのくらいのインパクトがあった。新型オデッセイは自らが創造したミニバンの常識を自ら覆すべく登場したのだ。グレードはS、M、Lの3タイプに、2代目で好評だったアブソルートも用意される。

 新型オデッセイの特徴は、なんといっても1,550mmのボディ全高。これは一般的な立体駐車場に収まるというメリットがある……だけではない! 低重心化による乗り心地の向上と、優れたハンドリング(佐藤琢磨選手談)。ロー&ワイドなスピード感に満ちたフォルム。広い室内。などなど多岐にわたる。この低全高を実現したのが新開発の低床プラットフォーム。これは、床下に鎮座して、かさばる存在の燃料タンク、リヤサスペンション、排気系をすべて見直し、低床化を行なったうえで、全高を低くするという発想だ。おかげで全高が従来比80mm下がったにもかかわらず、逆に室内高は5mm高くなっている。実際、シートに座ってみると、ヘッドクリアランスは余裕タップリ。アイポイントも下がっているから、ミニバンに乗っているという気にならない。まったく普通のセダンに乗っている感じだ。室内寸法で付け加えると、全長が従来比で10mm短くなっているが、パワートレインのコンパクト化などにより、室内長が50mm長くなっている点も見逃せない。オデッセイお得意の床下格納3列目シートも、今回Lタイプに電動で格納/復帰する機能を標準装備するなど、ユーティリティも充実。このシートの出し入れは、女性やお年寄りには結構大変な作業なので、他のグレードにも拡充を期待するところでもある。
 さらに、新型オデッセイは先進機能、安全性能、環境性能という面でも大きな進化を遂げている。車速/車間制御機能を搭載したクルーズコントロールなどの運転支援。直感的に操作できる「プログレッシブコマンダー」採用のHDDカーナビ。インスパイアでお馴染みの、追突軽減ブレーキ+Eプリテンショナー・シートベルトの採用。自車の保護と他車への攻撃性の低減を両立したボディ。排出ガスレベルを「平成17年排出ガス規制」の、さらに75%も下回り、「平成22年度燃費基準適合」と合わせグリーン税制適合(S、M、L)とするなど、ホンダが持つテクノロジーを余すことなく投入している。
 今回、パワートレインも一新。2.4リッターDOHC i-VTEC+新開発7スピードモード付きCVTを初採用。出力は118〔160〕kW〔PS〕/218〔22.2〕Nm〔kg-m〕を発揮。アブソルートは同じく2.4リッターDOHC i-VTECだが、さらに吸排気系のチューニングを施し、じつに147〔200〕kW〔PS〕/232〔23.7〕Nm〔kg-m〕のハイパフォーマンスを誇る。また、アブソルートには5ATを組み合わせ、シフトホールド機能によりスポーティな走りを可能にしている。
 初代オデッセイが登場したとき、他社は度肝を抜かしたことだろう。この新型オデッセイの登場で、今度は歯ぎしりしているメーカーがあるに違いない。そのくらいオデッセイというクルマが、このクラスに与える影響が大きい存在だということだ。次は走りの実力を試す番だ。近日中に報告できると思うので、もう少しお待ちいただきたい。
 価格は220.0万円(S FF)〜297.0万円(L 4WD)。アブソルートは260.0万円(FF)〜282.0万円(4WD)。10月24より全国のHonda四輪全ディーラーから発売。また、福祉車両のオデッセイ・アルマス 274.3万円(M FF)〜296.3万円(M 4WD)を12月5日より発売。ちなみに全国統一価格としたことで、九州、北海道地区の方には実質値下げという、うれしいニュースもある。



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