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開発者が目指したのは「これからのベンチマークとなるSUV」。そんな思いを乗せたプレミアムSUV ホンダ「MDX」がデビュー。2000年秋から北米で販売されているアキュラMDXの日本上陸である。ホンダR&Dアメリカズにて企画、デザイン、開発が行なわれ、ホンダ・オブ・カナダ・マニュファクチャリングにて生産される生粋の“外車”だ。彼の地では数々の賞を受賞し、セールス面でも好調だという。そのMDXをホンダ青山本社ショールームにて早速チェックしてみた。
大自然の雄大さと都会的なセンスをあわせ持つエクステリアは「サイ」をモチーフにデザインされている。サイに鈍重なイメージをいだく方もいると思うが、じつはいざという時にはとても俊敏な動物なのだそうだ。スポーティな外観を持つビッグサイズのクロスオーバーカーにピッタリのイメージだろう。広い室内は本革と木目調パネルをふんだんに採り入れ、グレーを基調としたシックなカラーリングと相まって、上質な雰囲気をかもし出している。もしパネル類が“木目調”ではなく本物の木を使用していたなら、さらにプレミアム感が増すと思うが、やはりエコという観点から無理だったのであろうか? とはいえ高い質感にかわりはない。DVDナビやリアシート用TVモニターなどエンターテイメントも充実して、さしずめ「砂漠のロールス」ならぬ「草原のレジェンド」といったところか。3列シートや多彩なシートアレンジなどSUVの定石もバッチリ押さえられている。エンジンは3.5リッターV6 VTECで191kw/345Nm(260ps/35.2kg・m)とパワフルだが、クラストップレベルの低燃費と排ガスも三つ星を獲得している。しかし、MDXの特筆すべき点は駆動系にある。「VTM-4」という新開発の電子制御4WDシステムで、これはリアルタイム式、フルタイム式、パートタイム式、それぞれの長所を融合して、あらゆる路面状況での優れた操縦安定性を実現する。
約4.8mの全長と1.9mを超える全幅は、日本の都市部では少々大柄かもしれない。しかし、高速道路のクルージングや何泊ものロングドライブをしてみればそんなネガは吹き飛んでしまうだろう。アメリカ生まれのビッグクロスオーバーカーとはそういう楽しみ方をするクルマなのだから。価格は、485.0万円(MDXエクスクルーシブ)。全国のホンダベルノ店から3月14日より発売。

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