今回のヒストリック・オートモービル・フェスティバルには、とっても多くのクラシックフェラーリが参加した。博物館でしか見られない昔のフェラーリが、サーキットを走り回っているのを目の当たりにできる、きわめて貴重な機会だ。オレも当日、1961年式のフェラーリ250GT SWBにちょっとだけ試乗できて、文字通り宝石のような存在だった頃のフェラーリをついに体感し、もう思い残すことはないですって感じだったが、値段は1億5000万円。ミニカー買お、で終わるよね。
いかに夢のフェラーリ様と言えど、現実感がまるでゼロじゃ、憧れるのもツラくなる。ひょっとしたら買えるかもって思えるモデルに目が行くのが、男の子というものだろう。
ひょっとしたら買えるかも、いや買いたい、欲しい、なんとかしたいと思うフェラーリ。その筆頭は、F355じゃないですか?
値段は900〜1200万円くらい。高いと言えばもちろん高いが、エルグランドの3台分と思うと、恐ろしいほど安いとも言える。エルグランド3台分で世界最高峰が手に入るんだから。
F355は、今オレが乗ってるフェラーリ様でもあるのだが、実に乗りやすくて、速くて、故障も少なくて、そして歴史上のすべてのフェラーリの中で最も高貴な音を発してくださる。そのサウンドは、まるでF1そのものだ。
スタイルは、完璧なまでに万人向けのフェラーリ、全人類がカッコいいと認識できるわかりやすいカッコよさに満ちている。
とにかく、一般人でもなんとか買えて、それほど苦労せずに乗り回せて、走るたびに神を見てしまうような、地上で最もコストパフォーマンスの高いクルマが、フェラーリF355だということだ。 |
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| 1994年発表。90°V8の3,496ccエンジンを搭載。最高出力280kW/8,250rpm, 最大トルク363Nm/6,000rpmを発生。TOPスピードは295km/h。 |
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| 最高出力294kW/8500rpm, 最大トルク372Nm/4,750rpmを発生する新90°V8エンジンに6MTもしくはF1タイプのギアボックスが組み合わされる。 |
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