ファニーなビートルも、ここまで変身すると印象はガラリと……。90ミリも左右にワイドになり、巨大なウイングで武装。タイヤも18インチっていうんだから、こいつはただ者ではない。「RSi」と名付けられたこいつは、アッと驚かせる存在感を含んでいる。内装だって、ご覧のようにレーシーである。妙に鼻先が長く感じられるのはビートルを実感させるが、バケットといい、アルミ多用の細部の処理といい、まるでレーシングスぺックそのままである。走り出しても、印象は変わらない。V6の3.2リッターNAという響きから想像するほど、225psのパワーは強烈ではない。そのへんは拍子抜け。だが、4モーションの走りは、アンダーステアを限界付近まで消し去ってくれているから、とことん攻撃的なのだ。アウディ系は、このあたりの4WDチューニングが上手い。このビートルも、感心するほど完成度は高い。ちなみにこいつは日本国内45台限定。895万円というプライスタグがつけられている! 高い? それはビートルへの愛情次第で決まる……。



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VOL.2 ルノークリオV6